食養生

しそジュースの作り方♪栄養豊富で効能も様々!今年の夏はたくさん作ろう!

しそジュースを作りたいのですね。しその効能を知って驚きましたか。それとも、たまたま頂いて飲んでみたらおいしかったのでしょうか。

しそジュースは赤しそで作りますが、あの梅干しを作るときに一緒に漬けてある「あれ」が、夏にふさわしいおいしい飲み物になります。

あなたは畑でたくさんの畝(うね)に赤しそを植えているのを見たことはありませんか。

私は、梅干し作りだけにしては多すぎるのでは...と不思議に思っていました。

しかし、しそジュースのおいしさを知った今では、たくさん植えたくなる気持ちもわからなくはありません。

また、しそジュースには知られざる効果が隠されていました。

この記事では、しそジュースに含まれる栄養素や期待できる効能、作り方を解説します。ぜひ、最後まで読んで下さいね。

手作りしそジュースの作り方

しそジュースのレシピを知りたいのですね。

それでは、しそジュースを作っていきましょう。まずは、材料から。

しそジュースの作り方

(材料)

  • 赤しそ...300g
  • レモン汁...30g
  • 砂糖..500g

(手順)

  1. 赤しそをよく洗い、葉っぱを茎からはずす
  2. 湯を沸かして、赤しそをゆでる
  3. ゆで汁をこす
  4. ゆで汁を鍋に戻し、砂糖を入れて煮溶かす
  5. レモン汁を入れてピンク色になったらできあがり♪

調理は科学!鮮やかなピンクの色の正体は?夏の自由研究にも♪

調理は科学と言われています。今日は、しそジュースの味を楽しむと同時にお勉強もできますよ。

赤しそをゆでたゆで汁に、レモン汁や酢を加えることで、ピンク色になります。

これは、赤しそに含まれるアントシアニンが関係しています。

アントシアニンは、酸性では赤、中性では紫、アルカリ性では青くなる性質があります。

お子さんがいらっしゃる方は、ぜひ一緒に作ってみませんか。楽しんで作れること間違いなし!

赤じそに含まれる栄養素

赤しそを料理でたくさん使うことは、あまりないのではないでしょうか。

私は管理栄養士ですが、献立作成で赤しそを使った料理を献立に使用したことはありません。

青しそでさえ、彩り程度でほとんど使用したことはありませんでした。

しかし、改めて調べてみると、含まれる栄養素は幅広いではありませんか。

では、どんな栄養素が含まれているか、見ていきましょう。

β-カロチン

皮膚や粘膜の健康に役立ちます。

鉄分は意識して摂らないと不足しがちな成分のため、鉄分不足の改善に期待できます。

ビタミンC

ウイルスや細菌などから体を守る働きを強化してくれます。ストレスの多い方にもおすすめの栄養素です。

また、鉄分の吸収を上げる働きもあります。

カルシウム

骨を丈夫にする働きは、ご存じだと思います。ほかにも、ストレスの緩和や寝つきをよくしたり、美肌効果があったりもします。

骨だけでない、意外な効果が分かりましたね。

カリウム

カリウムには、むくみの緩和をサポートする働きがあります。

赤しそに期待できる効能はたくさん

赤しそは、夏の野菜ですね。きゅうりやなすなどの夏野菜が体を冷やすと言われています。

言い換えれば、熱い夏を涼しく過ごさせてくれるのです。

赤しそも同じことが言えます。飲んでみると、とてもさわやかな味です。やはり、夏の飲み物だなと感じますね。

では、しそジュースにはどんな効果が期待できるのでしょうか。

貧血

ビタミンCが含まれており、鉄の吸収を促進するため、鉄分不足の予防・改善に期待できます。

夏の野菜に鉄分が含まれていることを知り、自然って本当にうまくできているなあと思ったものです。

夏に貧血は多くなる!?

あなたは、夏に鉄分不足を起こしやすいことを知っていますか。

鉄は、汗とともに流れ出てしまうようです。

そんな夏が、赤しその「旬」なわけですよ。

きゅうりやなすが体を涼しくしてくれるように、赤しそで流れ出た鉄分を補給できるようになっているのでしょうか。

免疫力を高める

β-カロチンが、粘膜を健康に保ち、その結果、ウイルスや細菌から体を守る働きが強化されます。

美肌効果

β-カロチンの働きによって、肌にハリやツヤを保つ効果が期待できます。

美肌に関しては、次のようなメカニズムがあるようです。

  • 肌細胞同士をしっかりつなぎ、肌の水分量を保つ
  • ターンオーバーのサイクルを整える
  • 筋肉や肌の土台となる骨の骨密度を維持し、シワやたるみを防ぐ

食欲増進

赤しそには、ぺリルアルデヒドが含まれており、消化酵素の分泌を促進することで食欲増進につながります。

まとめ

  • しそジュースは、赤しそ、レモン汁、砂糖で作ることができる
  • 鮮やかなピンク色は、アントシアニンの色
  • ゆで汁にレモン汁(酸)を加えることで、ピンク色になる
  • β-カロチン、鉄、ビタミンC、葉酸、カルシウム、カリウムなど様々な栄養成分を含む
  • 赤しそに含まれる栄養成分が健康維持・向上に役立つ

三里四方の季節の食べ物が、私たちの体を健康に保ってくれるのではないでしょうか。

そして、手作りすることで、よりおいしく安全に摂取することができます。ぜひ、一度作ってみてくださいね。

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