季節と、発酵と、記録の台所。


素材の声に耳をすませ、手と記録で、暮らしを育てる。

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手作りの力を、もう一度台所からー

新卒で入った老人ホームは、今では考えられないほど”本物”の台所でした。

たけのこは皮つきのまま茹で、ふきは1本ずつ皮をひき、魚はその日の朝に大阪湾で水揚げされたものを魚屋さんが届けてくれるーそんな施設で私は働いていました。

正直、しんどかったです。

でも、そこで食べたごはんは、どれも”本物の味”がしました。

姫路に戻ってから、別の施設で食べた給食に衝撃を受けました。冷凍のさといもは、

「ぐにゅー」と潰れてしまう。あの頃、土のついたさといもを洗って、茹でて、皮をむいていたことが、どれだけ贅沢だったかを思い知りました。

それ以来、私にとっての「給食」とは、ただの食事ではなく、”手間の中にあるおいしさ”を届けるものとなりました。

最近では、老人ホームでもレクリエーションの一環として料理が取り入れられ、ある施設で梅シロップ作りを体験しました。洗ってヘタをとった梅と砂糖をビンに詰めて、振るだけ。

それだけで、あんなにおいしいジュースができるなんてー初めて飲んだ時の感動は、今でも忘れられません。

元々、マクロビオティックや昔ながらの製法で作った調味料、無農薬の玄米などこだわっていましたが、梅シロップが無添加の本質を教えてくれました。

手間の中にこそ、本当の味があるーそれが、私の台所の原点です。

menu

味噌、季節の保存食、食品添加物について...発酵と手しごとを、理論と感覚の両方から学ぶ講座を準備中です。

       開講予定は、2026年2月プレオープン、3月5日グランドオープンです。

concept

研究所について

昔ながらの台所研究所は、発酵や保存食作りを通して、

季節の手しごとを楽しむ場所です。

科学的な視点と、日々の暮らしに根ざした知恵をつなぎながら

台所を「学びの場」としてひらいています。

こんな人に来てほしい・・・

  • 食品添加物についてきちんと学びたい方
  • 味噌や梅干しなど昔ながらの保存食を作ってみたい方
  • 食の安全や季節の手しごとに関心がある方
  • 料理教室では物足りないと感じている方
  • 自分の台所を大切にしたいと思っている方

所長プロフィール

所長:葉子

資格:管理栄養士、食品添加物エキスパート、地産地酵エキスパート

経歴:施設・病院にて管理栄養士、治験コーディネーター

管理栄養士として臨床現場に長く携わり、現在は発酵と季節の手しごとをテーマに研究と講座を行っています。

食品添加物の講座では、専門的な知識を分かりやすく、体験も通して伝えることを大切にしている。

台所だより

季節の台所から、記録を綴っています。

試作と研究ノート

保存食や発酵の”試してみた”記録です。うまくいったことも、失敗したことも、研究所の裏側として残していきます。

ブログ

保存食や発酵食、食品添加物などの食の知識をまとめた記事一覧です。

台所だより

2026/1/8

昔ながらの台所研究所、3月オープン

始まりは1冊の本と、少しずつ集めた道具たちでした。 道具が揃うたび、手つきが変わり、台所は私を一番整えてくれる場所になりました。 3月、ここを「研究所」としてオープンします。 発酵や季節の手しごとを、皆さんと一緒に作る。 料理教室みたいな感じですが、あくまで「研究所」です。 私自身、まだまだ研究の真っ最中。 だから、ここに来て下さる皆さんは「生徒さん」ではなく、共に暮らしを底上げしていく「研究員」としてお迎えしたいと思っています。 私の今までの経験や、知恵の源である本棚を共有しながら、それぞれの台所を一番 ...

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研究ノート

2026/1/3

【研究ノート-04】材料は柿だけ!3年前の「マジックインキ臭」という失敗を超えて、野生の菌と対話する柿酢作り

3年前、近所の元研究員のおじいちゃんから「柿酢」という存在を教わりました。 当時の私はその存在すら知らず、おじいちゃんの庭で採れた柿を分けてもらい、二人三脚で仕込みをスタートさせました。 「瓶に入れるだけでいい。何もしなくていいんだよ」 その言葉を信じて始めた柿酢作りが、あんな結末を迎えるとは思いもしませんでした。 過去の失敗:なぜ「マジックインキ」の匂いがしたのか 当時はネットにも情報が少なく、言われた通り「放置」を続けました。 しかし、日が経つにつれ、部屋に漂い始めたのは酢の香りではなく、鼻を突く「マ ...

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研究ノート

2025/12/31

【研究ノート-03】自家製コンソメの「最短ルート」を発見!7時間の格闘で見えた、失敗しないための絶対条件

「市販品にはない、野菜の甘みが凝縮された粉末コンソメを作りたい」。 その一心でキッチンに立ちましたが、結果として私は7時間もコンソメと向き合うことになりました。 なぜそんなに時間がかかったのか。それは、私が「ある工程」を甘く見ていたからです。 私のしんどい体験を、あなたの「成功の近道」に変えるための記録を残します。 うま味を凝縮させる工程 (材料) 玉ねぎ...1個 にんじん...1本 しめじ...一袋 トマト..1個 セロリー...1本 鶏肉...180g 塩...材料の8% こしょう 【工程】 すべて ...

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研究ノート

2025/12/31

【研究ノート -NOTE00】はじまりの瓶詰めノート:なぜ私は失敗を記録することにしたのか?台所研究所の原点

このノートを開いた理由 このノートは、日々の暮らしの中で見つけた、ちょっとした「もったいない」や「困ったな」を、台所の小さな探求を通して解決していく記録です。 難しく考えず、季節の恵みと向き合い、「どうしたらもっと美味しくなるかな?」という素朴な疑問を、一つずつゆっくりと確かめていきます。 たとえ失敗しても、それは次に活かせる大切な宝物。そんなやわらかい気持ちで綴る物語です。 私の先生は、近所の研究員のおじいちゃん 私の瓶詰め作りへの興味は、近所に住む元研究員のおじいちゃんから始まりました。 おじいちゃん ...

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研究ノート

2025/12/18

【研究ノート 酒粕-01】酒粕を救え!チーズケーキで探る「酒粕の旨味」黄金比検証レポート

私の研究ノートは、地域が抱える「もったいない」や「困っている」という食の課題を、探求を通して解決していくための記録です。 毎年、全国の酒蔵では、酒米の約4割が酒粕となり、処理に困っているという現実があります。 栄養の宝庫である酒粕を、ただ余らせてしまうのはあまりにも惜しい。 しかし、この酒粕を苦手とする人は多く、その独特の風味やアルコール臭が消費の壁となっています。 私は、酒粕の消費を増やし、酒蔵の課題を解決するため、万人受けするレシピの開発に着手しました。 その動機となったのは、私自身が経験した決定的な ...

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