このレモンは、近所で珍しい果物を無農薬・無添加で栽培されている元高分子研究員のおじいちゃんからいただいたものだ。
おじいちゃんは、季節に合わせて柿、ポポー、パパイヤ、ぶどう、すいか、落花生などを栽培している。しかし...
めずらしいものを栽培するため、家族に食べてもらえないのです。
そして、食べきれない分はジャムにしてご自身も研究ノートを付けています。
おじいちゃん曰く、一般的なレモンとは一線を画す『奇跡的に甘い無添加レモン』。
私は、これをはちみつレモンにしたら極上のものが出来上がるだろうと期待していました。
しかし、酸味がないレモンでつくるはちみつレモンは、想像を絶するまずさだったのです。
実験:製造工程
手順
- 保存ビンを大きい鍋で煮沸消毒し、乾燥する
- レモンを洗い、うすくスライスする
- 保存ビンに詰め、同量程度のはちみつを入れる
はちみつが溶けたら、できあがりです。
【実験中の様子】
見た目:張りとツヤがあり、非常に新鮮。
香り:甘ったるい香りのみで、酸味はゼロ。苦味もほとんど感じない。
レモンをスライスしている最中、常に果汁が滴るほどジューシー。
結果と考察
【実食の感想】
一口飲んで愕然とした。ただ甘く、レモン独特の『キレ』が全くない。
レモンの皮の苦みもなく、甘さもはっきりせず、喉を通る爽快感がない。
【考察】
「酸味」の役割の再認識: ハチミツレモンにおいて、酸味はただの味ではなく、甘さを引き締め、レモンの香りを際立たせる『構造材』としての役割を担っている
ハチミツとのバランス: ハチミツの甘さに対抗できるほどの酸味がないと、全体がぼやけてしまう。
今後の展望
結論: はちみつレモンにおける『酸味』は必須要素であり、甘いレモンを使う際は酸味の補強が必要である。
今後の研究計画:
- この甘いハチミツレモンを「酸味(クエン酸など)を足して復活させる」検証を行う
- この甘いレモンを活かせる別の調理法(ジャム、焼き菓子など)を試す。