研究ノート

【研究ノート-03】自家製コンソメの「最短ルート」を発見!7時間の格闘で見えた、失敗しないための絶対条件

「市販品にはない、野菜の甘みが凝縮された粉末コンソメを作りたい」。

その一心でキッチンに立ちましたが、結果として私は7時間もコンソメと向き合うことになりました。

なぜそんなに時間がかかったのか。それは、私が「ある工程」を甘く見ていたからです。

私のしんどい体験を、あなたの「成功の近道」に変えるための記録を残します。

うま味を凝縮させる工程

(材料)

  • 玉ねぎ...1個
  • にんじん...1本
  • しめじ...一袋
  • トマト..1個
  • セロリー...1本
  • 鶏肉...180g
  • 塩...材料の8%
  • こしょう

【工程】

  1. すべての材料を切る...大き目でよい。にんじんは硬いので、小さめに切る
  2. 鍋に材料をすべて入れ、塩の1/3を入れて、水分を出しながら10分程炒める
  3. さらに、残りの塩を入れて30分くらい煮る
  4. 少し冷ましてから、ハンドブレンダーでペースト状にする
  5. 鍋やフライパンで水分をとばす。焦げないように、つねに木杓子などでまぜる
  6. 混ぜても、材料が戻ってこないくらいになったら、オーブンの天板に広げて100度20分で乾燥させる
  7. 裏返して、さらに乾燥させる。100度20分
  8. ミルやフードプロセッサーで粉末状にする

工程の分かれ道:ペースト状の重要性

今回の最大の学びは、「乾燥に入る前に、どれだけ完璧なペースト状にできているか」にありました。

私は今回、炒め煮した後のミキサー工程で、少し具の形を残してしまったのです。

「このくらいなら、後で乾燥してから砕けばいいわ」――この小さな甘えが、その後の「乾燥地獄」への入り口でした。

野菜を大きくカットした

最初は野菜を「大きめの乱切り」にして加熱を始めました。「後でブレンダーにかければ同じだろう」という予測が、最初の誤算でした。

  • 表面積の不足: 大きく切ったことで水分が飛ぶ効率が劇的に悪く、細胞内に水分が留まってしまいました。

調理器具の選定ミス

YouTubeでは、ハンドブレンダーでペースト状にしていましたが、ミキサーのほうが向いていたようです。

  • ハンドブレンダーは、つぶす・混ぜる作業が得意ですが、ミキサーは微細に切り刻むのが得意。

しんどさの正体:具の形が残るとどうなる?

具の形が残っていると、熱が中心まで届かず、水分がなかなか逃げてくれません。

結局、私はオーブンとすり鉢を往復し、地道にこすり続けるという、気の遠くなるような作業をすることになりました。

でも、安心してください。 最初からしっかりミキサーにかけて、跡形もないほど滑らかなペースト状にさえしておけば、水分はもっと素直に飛んでくれます。

この「ひと手間」を惜しまないことが、時短でサラサラの粉末を手に入れるための、唯一にして最大の秘訣だったのです。

「2回に分けた乾燥工程」で比較実験を行いました。

  • 前半: 多少の粒感はあるものの、美しい「黄色っぽいコンソメ」が完成。
  • 後半: さらなるサラサラを目指してオーブン乾燥を追求。しかし、少し乾燥しすぎて色が濃くなってしまいました。

そこで私は、「すり鉢」を手に取りました。地道に、丁寧に、腕を疲れさせながらもこすり続ける。

フードプロセッサーでは作れない、指先で感じるほどの微細な粉末を目指したのです。

考察:苦労の先に見えた黄金の粉

紆余曲折ありましたが、最後はすり鉢で丁寧に仕上げ、美しい黄金色の粉末が完成しました。

一口舐めてみると、野菜の旨味が爆発するような深い味わい。

この感動を、皆さんにはぜひ「スマートに」味わってほしい。私の7時間は、皆さんの2時間のためにあったのだと確信しています。

失敗したからこそわかった、「本当の近道」。

料理の「なぜ?」を知ることは、台所に立つ時間を「しんどい作業」から「ワクワクする実験」に変えてくれます。

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